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トータライザー 柏木次郎
予想オッズ 新潟２歳ステークス
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先週の８月１５日は、８０回目の終戦記念日だった。そして、この１５日の前後に、各テレビ局では関連する特集を放映していた。
その中で興味深かったのは、今の世界の人々がとらえる“終戦”だった。日本人にとって直近、ただ直近といっても８０年も経つが、直近の終戦は第二次世界大戦である。１９４５年８月１５日を最後に戦争はしていない。
それがアメリカ人だと、年配の人たちはベトナム戦争だと言い、若い人たちになるとイラク戦争とか２１世紀のアフガン紛争が飛び出してくるらしい。また第二次世界大戦の話に絞っても、ヨーロッパの若い人たちは、日本と戦争したことをよく知らないのだそうだ。ヨーロッパで学ぶ第二次世界大戦は、ほぼナチスドイツとの戦いになっているらしい。
これが東南アジアなどになると、３年に及ぶ日本の占領下でのつらい思い出も語られているようだ。だが、それよりもかつての“宗主国”の植民地支配から独立できたことを喜ぶ声の方が大きいという。
例えばインドネシアなどは、３５０年もの長きにわたりオランダの植民地支配下にあった。それが、日本が占領したために、一応、オランダの支配から脱する形になった。そのおよそ３年後に第二次世界大戦で日本が敗戦して、日本という不要な“支配者”も忽然と消えてしまった。インドネシアの独立は、まさに“怪我の功名”。そして、ほかのアジア諸国も同様にして、旧宗主国の植民地支配から脱出したらしい。
インドネシアでは、８月１５日ではなく８月１７日が重要な記念日になっているという。１９４５年８月１５日に日本が敗戦を迎えた翌々日に、インドネシアは独立を宣言した。インドネシアでは、多くの人たちにとって８月１５日は“何でもない日”のようである。
ほかヨーロッパでは５月の対ドイツ戦勝記念日、アメリカはやはり９月１１日が重要な記念日なのだろう。というように、８月１５日は、世界的には第二次大戦の終結した日として、あるいは重要な記念日として認識されていないらしい。
ただ面白い事実もあった。インドは８月１５日が独立記念日なのだそうだ。１９４５年の“２年後”の１９４７年８月１５日にインドは、宗主国だったイギリスからの独立を宣言したという。日本の敗戦とは何の関係もないが、たまたま８月１５日が記念日になったようだ。ネットではこれを“奇遇”と評していた。
ともあれ、日本では“８０年”も戦争がなかったのはスゴイことである。その８０年といえばほぼ“３世代”である。また“８１歳”は、日本の成年男子の平均寿命だそうだ。そして、１９４５年以降に生また８０歳以下の人々は、つまり第二次世界大戦の体験、記憶がない。いや、あるはずがない。８月１５日を前後して、“８０年談話”とか“靖国参拝”とか“反省”とか、例年通り賑やかだったが、遠くから眺めてみると、第二次大戦の体験も記憶もない人たち“どうし”で、「ああだ、こうだ…」とやっていたわけである。
さて、今週はＧ�型軍磽穏丱好董璽�スと、札幌のＧ�轡�ーンランドカップである。
注目は新潟２歳ステークスである。
一昨年の１着は、年末のＧ�戯綽瀬献絅戰淵ぅ襯侫�リーズを優勝、翌年（つまり昨年）の桜花賞とオークスで２着のアスコリピチェーノだった。また４年前の２０２１年１着セリフォスは、年末のＧ�議�日杯フューチュリティステークスで２着、翌年（２０２２年）には３歳でＧ�汽泪ぅ襯船礇鵐團�ンシップを制した。というように最近は、新潟２歳ステークスの勝ち馬から、Ｇ�汽曄璽垢�誕生している。
ところで、直線は日本一だが、平坦なローカル・コースの新潟である。しかも、３歳クラシックは東京競馬場、中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場などでおこなわれるので、これら競馬場でのデビューが「先々有利では…？」と思ってしまう。現にそういうケースは多いが、意外にも新潟デビュー組から、何頭ものスーパー・ホースが誕生している。
１９８６年以降であるが、新潟でデビューしてその後にＪＲＡのＧ�気鮴�した３０頭ほどがネットに記載されていた。とくに有名なのはアーモンドアイ、イクイノックス、オルフェーヴル、フジキセキ、メジロドーベル、ラッキーライラック、リスグラシュー。リバティアイランドといったところである。またＪＲＡでのＧ�詰ゾ，呂覆�ったが、ダートで大活躍の賞金王ウシュバテソーロも新潟デビューだったはず。
余談はここまでにして、新潟２歳ステークスの過去１０年を眺める。
まず過去１０年の１着１０頭、２着１０頭すべて“前走１着”だった。ただし、レースは新馬戦、牝馬限定の新馬戦、未勝利戦の３種類があった。なお、３着１０頭のうち９頭も“前走１着”で、１０年前の２０１５年３着だけ“函館２歳ステークス５着”だった。
つぎに、過去１０年の１着１０頭のうち８頭の前走は芝１６００ｍで、残り２頭は芝１４００ｍだった。これに対して２着１０頭のうち４頭は芝１８００ｍ、４頭は芝１６００ｍ、残り２頭は芝１４００ｍといささかバリエーションに富む。
そしてありがたいのが、単勝１番人気の活躍の多さである。過去１０年の１着１０頭のうち４頭、２着１０頭のうち３頭が単勝１番人気だった。つまり、過去１０年で単勝１番人気が１着または２着だったのは７年もあった。
最後に、前走は左回りコースで１着が優勢だった。過去１０年の新潟２歳ステークスの１着１０頭の前走は、新潟コースが４頭、中京コースが３頭、東京コースが２頭で、残る１頭は右回りの京都コースだった。また２着１０頭は、東京コースが４頭、中京コースが３頭、新潟コースが１頭で、残る２頭は右回りの福島コースだった。
予想オッズ 新潟２歳ステークス
（トータの予測オッズではありません）
馬番 馬 名 性齢 斤量 単勝
１．メ−セ゛ 牝２ ５５ ４４．４
２．リネンタイリン 牡２ ５５ ３０．３
３．タイセイホ゛−ク゛ 牝２ ５５ ５．３
４．フエステイハ゛ルヒル 牝２ ５５ ２．６
５．ヒルテ゛ク゛リム 牝２ ５５ ４１．３
６．フオトンケ゛イサ゛− 牡２ ５５ ４６．５
７．サノノク゛レ−タ− 牡２ ５５ ７．４
８．サンアントワ−ヌ 牝２ ５５ １９．３
９．リアライス゛シリウス 牡２ ５５ ２．９
１０．タイセイフレツサ 牝２ ５５ ２１．９
３連単オッズ（上位３６組）
３− ４− ７ ８０ ４−１０− ９ １１４
３− ４− ９ ３３ ７− ３− ４ １１０
３− ７− ４ １０６ ７− ３− ９ １２２
３− ７− ９ １１７ ７− ４− ３ ９０
３− ９− ４ ３５ ７− ４− ９ ５０
３− ９− ７ ９３ ７− ９− ３ １０３
４− ３− ７ ６７ ７− ９− ４ ５２
４− ３− ９ ２８ ９− ３− ４ ３０
４− ７− ３ ７２ ９− ３− ７ ８０
４− ７− ９ ４０ ９− ４− ２ ９９
４− ８− ９ １００ ９− ４− ３ ２３
４− ９− ２ ９６ ９− ４− ５ １２３
４− ９− ３ ２２ ９− ４− ７ ３１
４− ９− ５ １１８ ９− ４− ８ ７１
４− ９− ６ １２３ ９− ４−１０ ８０
４− ９− ７ ３０ ９− ７− ３ ８６
４− ９− ８ ６８ ９− ７− ４ ４３
４− ９−１０ ７７ ９− ８− ４ １０８
馬連・馬単オッズ
馬連 →馬単← 馬連 →馬単←
１− ２ ４１７ ９５９ ７３８ ３−１０ ５５ ７１ ２４９
１− ３ ９０ ５９９ １０６ ４− ５ ３９ ４３ ４５６
１− ４ ４１ ５０１ ４５ ４− ６ ４１ ４５ ４９０
１− ５ ５１８ ＊ ＊ ４− ７ １０ １３ ３５
１− ６ ５３８ ＊ ＊ ４− ８ ２２ ２６ １５９
１− ７ １２５ ６４６ １５５ ４− ９ ４ ７ ８
１− ８ ２９４ ８３３ ４５５ ４−１０ ２５ ２９ ２０１
１− ９ ４７ ５１７ ５１ ５− ６ ５１２ ＊ ＊
１−１０ ３３５ ８７５ ５４２ ５− ７ １１９ ５９０ １４９
２− ３ ６９ ３６９ ８５ ５− ８ ２８０ ７６７ ４４１
２− ４ ３２ ３０３ ３５ ５− ９ ４４ ４７０ ４９
２− ５ ３９７ ７１７ ８８８ ５−１０ ３１８ ８０７ ５２５
２− ６ ４１２ ７３３ ９４２ ６− ７ １２４ ６３２ １５４
２− ７ ９６ ４０３ １２６ ６− ８ ２９１ ８１７ ４５２
２− ８ ２２５ ５４３ ３８６ ６− ９ ４６ ５０５ ５１
２− ９ ３６ ３１３ ４０ ６−１０ ３３１ ８５８ ５３８
２−１０ ２５６ ５７４ ４６３ ７− ８ ６８ ９７ ２２２
３− ４ ７ ２１ １０ ７− ９ １１ ３７ １５
３− ５ ８６ １０２ ５４６ ７−１０ ７７ １０７ ２７５
３− ６ ８９ １０５ ５８６ ８− ９ ２５ １６４ ３０
３− ７ ２１ ３６ ４９ ８−１０ １８１ ３４０ ３８６
３− ８ ４９ ６４ １９９ ９−１０ ２９ ３３ ２０８
３− ９ ８ ２２ １２
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